3周目…答え合わせ編

雑念

アニメ「勇気爆発バーンブレイバーン」も1周目は流れを追うのに必死で、2周目で「わ、わ、わぁ…(そういうことだったのかーっ!)」みたいな情緒になったのを思い出します。
周回ありきの作品は、好みに嵌ると深みにどっぷりと行けますが、そうじゃない場合は「イミフ」で終わる諸刃の剣だと思う。

このエピソードGAでは、2周目で妄想から妄想を生むような妄想考察をさんざっぱらやらかして、想定外に自分自身のトラウマと向き合う結果で疲労困憊になってしまいましたが、いよいよ3周目で答え合わせをしてみる試み。可能か不可能かは分からないけど行ってみようと思いました。
書き始めは10/11の土曜日で休日だったし(仕事はあったが)。

聖闘士星矢EPISODE.G アサシン (チャンピオンREDコミックス)
車田正美
秋田書店
2014-10-20


やっぱりめちゃくちゃ長文になる…あとで適宜削ろう。
そろそろ私の心の燻りが成仏しますように。

結局メートルレターばりに長くなってしまったので、ChatGTPの力を借りてまとめ直す。
答え合わせなのでネタバレの塊。
ただし所詮私の考察なので正確性はありません。
まとめの続きに、読みながら書いたメモが続きます。

■アイオリア

前作『EPISODE.G』の主人公だった。

1. 鬼アイオリア誕生のタイミング

アイオリアは、服装や髪色から『アサシン』開始時にはすでに“鬼”に入れ替わっていた可能性が高い。
ロストワールド側で行われたサモンズスペルで蘇った鬼アイオリアが、こちら側(星矢側)のアイオリアを殺して記憶を統合させ、成り替わっていた。
2. 言葉の変化
日本語が苦手なアイオリアは、序盤~中盤まではたどたどしい日本語を話している。
しかし第8巻ミロとの修行以降いつの間にか流暢になっていく。

第11巻で退院後、ナターシャとの会話が自然で滑らかになったのは、人格の変容(=鬼化の進行)を暗示しているようにも見える。

3. 物語内での行動変遷
7巻:アイオロス(剣闘士の親玉)を即座に敵と認識した判断力を見せる。
8巻:富士の樹海で修行、ミロが合流。兄を超えようとする決意が描かれる。
10巻:アンタレスで入院
13巻:熱田神社で草薙剣を受け取りに来た星矢を護衛。幻視でロストワールドのゼウスと邂逅し「アイオリアはゼウスの器」と宣告される→ それを拒み、「オレは希望を信じ続ける」と宣言。それまで一人称「ボク」が「オレ」に変化する。
4. 対一輝戦と“神アイオリア”覚醒
14巻では、武器使用の是非をめぐって一輝と激突。
聖闘士の掟を遵守するアイオリアに対し、一輝は剣を振るってでもアテナに従わぬ者を討つ姿勢を見せる。
一輝との激しい戦いの中でアイオリアは第九感に覚醒し始め、感情と魂を捨てた「絶望の力」で戦ううちに、自我が崩壊していき「鬼」へと変じ徐々にゼウスが表層に現れる。

この時点で彼はゼウスとの融合体=「神アイオリア(私の造語」)として再誕する。

5. 鬼アイオリアの真相とロストアイオロスの狂気
15巻で瞬が“黒髪・赤パーカー姿”のアイオリアの死を視る。
つまり遅くても本編2巻京都からのアイオリアは鬼。
ロストアイオロスは「永遠に壊れないアイオリア」を作るために、鬼化・ゼウス憑依・幻朧魔神拳を用いてアイオリアの人格を完全に破壊し、記憶だけが残るゼウスの器という“神アイオリア”を生み出した。
おそらくロストアイオロスは第九感覚醒で神と同質の存在となっており不老不死の可能性があり、それに耐えうるアイオリアを手に入れたい。この行為は狂気でありながらも、ロストアイオロスの愛の歪んだ形でもある。
彼が取り戻したいと願ったのは、アイオリアの記憶を有した永遠の肉体。
鬼カミュが幻朧魔神拳で暴走後、弟子の犠牲をもって自我らしきものを取り戻しているため、アイオリアにもそれを期待している可能性がある。永遠の肉体だけが目的ではないと思いたい。

6. 終盤:神々と勇者の対話
神アイオリアはゼウスの意思で、地上を再支配しようとする。
一方ポセイドンは「神が人を信じることも選択だ」と語り、人間側に寄り添う。
最終局面で神アイオリア(ゼウス)は星矢と対峙し「運命は変わらない」「どの世界でも同じ結末」と絶望を押しつけるが、星矢は諦めずに戦い続ける。
ポセイドンへの攻撃を放っている最中に、シュラの代償付きエクスカリバーが命中。
その一撃で初めて、神アイオリアは自身の肉体がまだ完全にゼウスに馴染んでいないと気づく。
残された“拒絶の意志”こそ、アイオリアの微かな名残であった。
結果的に星矢の機転で草薙剣を貸し与えられたシュラの渾身の技と、自分の技とのぶつかり合いが起き、圧倒され一刀両断にされたゼウス。アイオリアの身体は残っていてもサモンズスペルで蘇った者は黒核消失と同時に消滅したのかもしれない。

■シュラ 
今作の主人公・シュラは、誠実で不器用、そして人としての温かさを持つ聖闘士。
1巻ランスロット初対面時の、爆炎の中でフクロウのコクトーを庇う姿に早くもその優しさが表れています。
当初は異世界から来たかのような描写に混乱しますが、彼の行動原理は常に一貫しています。
「誰かの想いを受け継ぎ、守り抜く」こと。
4巻では、紫龍との対話が象徴的です。
紫龍「シュラから託された聖剣エクスカリバーの力が自分(紫龍)に引き継がれて良かったと思って安心してほしい」
 ↓
シュラ「どうして紫龍(初対面)がエクスカリバー使えるのかなどの経緯は分からないが、託されて引き継いでくれたことに感謝している」
普段のシュラは天然で、迷子になったり、氷河とパフェを食べたりと、コミカルな一面も。
それが彼の悲壮さを和らげ、人間らしさを感じさせます。
ランスロットとの関係は危うくも美しく狂気を孕んだ一方的な愛憎が描かれますが、それでもシュラはブレずに戦い続けます。
やがて彼は、冥闘士化と鬼化の狭間で葛藤する存在だと発覚します。
アテナの力と黄金聖衣の力で現世に留まるも、小宇宙が弱まれば冥府へ堕ちる危うさを抱え続けています。
常に“死”と“生”の境で戦い続ける姿が、彼の清廉さをより際立たせています。
9巻では、自らの力に引き裂かれながらも冥府の力を取り込み、新たな「冥剣抜刀」へと昇華。
師匠以蔵との絆が、彼を再び立ち上がらせる支えとなる。
この柔軟さ、逆境や敵すら取り込み「超える」力こそ、シュラの本質です。
終盤、熱田神社での決戦では異端者としての自覚を持ち、アイオリア=ゼウスとの最終戦へ。
彼は「ゼウスを還し、アイオリアを救う」という、神と人との対立構造の矛盾に挑みます。
腕を失っても抜刀の構えを崩さず、星矢とアイコンタクトし、そこからの一瞬の連携と天照大神の助力を得て克服。
最後にシュラは対消滅を選んだように見えますが…。
もし彼の願いが届いていたならアイオリアの肉体は人の世界に残されたのかもしれません。その後黒核消失と共にアイオリアも消失していったとしても。
■ロストアイオロス
永遠に呪われ、弟を求める“壊れた英雄”
1.存在の始まり:闇落ちと永遠のループ
ロストアイオロスは正義と光の象徴するような黄金聖闘士だった。
ゼウスを討つために弟ロストアイオリアを自らの手で殺す覚悟と絶望が第九感覚醒の引き金となり、その瞬間に“正義”と引き換えに“狂気”を得た。
以後、彼は神に近い存在、おそらく不老不死となり、世界を無限に壊し次々と並行世界を渡りながら「やり直し」を繰り返す。
「何度でもやり直せばいい、幾度世界を毀そうと我が悲願、成就させてみせよう」
2.性格と行動:愛と執着の境界線
ロストアイオロスの目的は建前を除くと、あくまでも「アイオリアを得る」ことと「得たアイオリアを二度と失わないこと」。この悲願のためにロスト聖域を利用しているように見える。

その歪んだ愛情は求めるアイオリアが「永遠の肉体」であり、その条件が満たされた上で「人格は疑似的に残ればよい」という極端な悲願に至っている。

3.神々との関係:ゼウス、ハーデス、そして“無限”
かつてロストワールドではゼウスが地上支配を狙いロストアイオリアの肉体を器として憑依。
だがロストアイオリアが自分に雷撃を打ち込みゼウスを抑制、
「兄さんはけっしてボクを裏切らない」の言葉を契機にゼウスごと討ちロストアイオリアを失う。
その時ロストアイオロスの心を壊して第九感に覚醒し人から逸脱していった。
その後、ハーデス(瞬)がロストアイオロスの狂気を嘲弄し「お前ではこの世界を救えない」と突き放すことで、更に彼を“人と神の狭間の存在”へと追い込む。
最終的に、ハーデスの誘いによって聖闘士の掟を破り「武器を取る」ことで自らの人間性を捨て、赤い血潮を闇の水(ポントス)へと変える。

その瞬間、彼は神と同様の存在として不老不死になった。

4.サガとの関係:理解と拒絶
ロストサガは、彼を「自分の知るアイオロスではない」と断言し、かつての正義も理性もなく、剣を持ち、アイオリアを求めるだけの“器”と化したようにしか見えないロストアイオロスを拒絶する。
その際の問い「お前は誰だ?」にロストアイオロスは激昂し反撃してサガを殺す。
それでもサガを友と呼び「次の世界で会えたら還ってきてくれ」と願う。
無限の並行世界ループの中で何度か衝突と別離を繰り返したのかもしれない。サガを剣を持つ自分と同じように第九感覚醒へ導こうとしたのかもしれないが、それはサガの信念の強さによって叶わない。
5.結末とテーマ:希望を捨てない
ロストアイオロスは、こちら側の世界に対し
「自分以外の全てを破壊し、アイオリアだけが残る世界」
を望む。
星矢たちが「希望を信じる聖闘士」であるようにロストアイオロスもまた、壊れた形で“希望”を捨てない。
まとめ:ロストアイオロスという寓話
ロストアイオロスとは、永遠の時間に囚われ、愛を取り戻す事を願った英雄の成れの果てなのだろう。
彼は神に届くほど強くなったがために孤独な存在になってしまった。
アイオリアを取り戻したいという純粋な願いが世界の崩壊を生み、神々の思惑に翻弄され、やがて「何のために戦うのか」さえ見失っているように見える。
■こちら側(星矢側)の聖域
1.聖域の指揮系統と混線
聖域の基本構造は、
アテナ(沙織)→教皇→黄金聖闘士→その他聖闘士・関係者であるはず。
しかし、現状ではこのラインがうまく機能していない。
・アテナは独自の密命を発している(例:シュラ派遣)。
・教皇はその命令を把握しつつ、別目的でアイオリアを動かしている。
・聖闘士たちは個別に任務を遂行しており、連携が崩壊気味。

特にムウを過度に警戒しているため、情報共有が不十分。「連携できているようでできていない」状態が続いている。

2.シュラ派遣の真相と教皇の裏事情
アテナはシュラに「日本に潜む暗殺者“顔の無い者”の対処(シュラには隠されていたがアーサー護衛)」との密命をコクトー経由で出す。しかし、この任務は他言無用。アーサーが敵味方双方に発見されないよう情報を限定したためだと考えられる。
一方で、教皇は密命の存在を把握しており、形式上は「シュラ討伐命令」をアイオリアに出す。
実際には「シュラ救援・事態確認」の隠れた指示であると考えられ、建前と本音が入れ替わった二重構造になっている。

この結果、現場では命令が錯綜し、聖域関係者と読者の混乱を招いている。

3.日本防衛線と結界網の構築
ヨシノの帰郷(10巻)を境に、日本全土での防衛体制が明確化される。
家の周囲には多重の小宇宙障壁。モルドレッドが侵入を試みるが、障壁とアルデバラン&シャイナの守りが堅い。
日本は城戸邸や厳島神社(カミュを封印)熱田神社を含め、聖域と同等レベル以上の要衝となっている。
4.障壁と霊能者たちの連携と結界(11巻)
・日本各地の神社や霊能者が協力し、国家規模で小宇宙を展開する「精神障壁ネットワーク」を形成。
・結界構築の余剰霊力は小宇宙に変換され貴鬼に送られる
・厳島神社(カミュ)、熱田神宮(草薙剣)城戸邸が主要封印拠点
・時間をかけて貴鬼が地球全体を覆う「クリスタルウォール」を完成
この結界は単なる防御ではなく、「クリスタルボルテックス」として進化している。
クリスタルボルテックスは光の渦で敵を砕き吸い込む、攻防一体の概念障壁となる。

この技の開発は貴鬼と聖戦後に蘇ったシオンとで開発され実験でシオンの両目と両腕を失う。

5.聖域の矛盾と沙織の閉塞(12巻~16巻)
魔鈴の「聖域が狂っている」という台詞が象徴的。
あまりに強固な結界が、逆にアテナの行動を縛ってしまい日本から聖域へ向かえないという本末転倒な状況に陥っているようだ。
神アイオリアの暴走を抑えるため、シュラ+星矢+草薙剣+元青銅聖闘士たちの連携による“奇跡”が発生。

奇跡の起点は「星矢」である。

6.クリスタルボルテックスと黒核(16巻)
ロストアイオロスによって語られる真相。
・クリスタルボルテックスは惑星全域を守る強大な力だが、副作用がある。
・重力崩壊による「クリスタルゲート(黒核)」を発生させ、別次元を繋ぐ門となる。
・両世界で同時に発動していなければ接続できない。
ロストアイオロスは接続先を自由に選べるようになった。
この門を利用し、ロストワールドをこちら側へ同化・融合させるのが彼の目的の1つ。
黒核を通った者は元の世界へは戻れず、すべてを呑み込む一方通行の運命を辿る。
最終的に、神アイオリアのアドヴェントボルトと激突するシュラ+草薙剣のエクスマキナがゼウスを両断。

黒核は消滅し、サモンズスペルで蘇った者たちはあるべき場所へと還っていく。

7.総括:二つの世界、二つの管理構造
こちら側(星矢側)の聖域は、情報統制の不備と過剰防衛の歪みが最大の弱点。
アテナの理想と教皇の現実対応が食い違っているように見え、その狭間で聖闘士たちは孤立的に戦っている。
一方、ロストワールドでは神格化したアイオロスが秩序を独占しており「全てを守る」理想が「全てを飲み込む」暴走へと変わった。

両者の世界は黒核によって干渉し合い聖域の防御構造=世界の接点という皮肉な一面を見せる。

※こちら側とロストワールドは並行世界だが、その境界を認識するともう一つの世界の記憶が流れ込み、体験を伴わないリアルな記憶となる。

紛れ込む鬼やロストアイオロス達がこちら側を把握しているのは、そのため。

■サモンズスペル

1.サモンズスペルの発端と原理
聖戦後、聖域は主力の黄金聖闘士を失った上に、クリスタルボルテックス開発によってロストワールドが出現し危機に直面した。
そのため過去の聖闘士を呼び戻すために禁術「サモンズスペル」が開発された。
アテナは反対したが聖域は実験を強行。結果、こちら側とロストワールド双方で同時に召喚術が発動し、干渉・衝突を起こす。

術が不完全なのと双方の衝突により召喚は不完全となり「鬼」と呼ばれる歪んだ存在が生まれることになった。

2.蘇りの仕組みと副作用
サモンズスペルで蘇る際、肉体・精神・記憶が完全に揃うことは稀であり、多くは欠落・歪曲が発生。
カミュは暴走し自らを氷解に閉じ込めた。時空を越えて異なる年齢・記憶状態で現世に出現。特に以蔵とアルデバランは出現タイミングが大きく異なる。コクトーはトリである。

蘇った者たちは「存在してはいけない者」として世界から排除される運命にありシュラたちは「世界に殺される存在」として弾き出されようとしている。

3.「鬼」
サモンズスペルの失敗例では、人格が壊れ、エゴと闘争本能が極端に増幅した戦闘能力が強い存在が生まれる。
彼らは人を殺すだけの「鬼」と呼ばれる。
カミュのように自我を取り戻す例外もあるが、その内面は強固な防御に覆われており人間的理性と鬼的衝動の狭間で揺れているのかもしれない。
また、同一人物が二重に存在するケース(例:二体の水瓶座聖衣、二人のエスメラルダ)も発生。

これは「並行世界の混線」によるものであり、同一存在は互いを拒絶し殺し合い一つの存在になろうとする。

4.ロストワールドとの関係
双方のサモンズスペルの発動によってロストワールドとの境界が不安定化。
カミュのケースでは召喚の失敗、ロスト側で蘇生された者を「鬼」としてこちら側に落とす結果となった。
またロストアイオロスはこの術を利用して自由に並行世界へ干渉する力を獲得している(ゼウスの力ありきだが)。

ロストワールド側の目的は、強化された聖闘士ごと「こちら側」を侵食・同化させること。

5.サモンズスペルの終焉
最終的に、神アイオリアとシュラ(草薙剣)の激突によって両者は対消滅。
その余波で、次元の門=黒核(クリスタルゲート)も消滅し、サモンズスペルで蘇った者たちは(コクトーを除き)再び還っていった。
6.残された謎
・サモンズスペルの開発者及び執行者は誰か。

・蘇った者たちが物語終了時にどうなったのか。

■時系列
エピGA内
聖戦後、唐突にシオン蘇り(数年後に聖域が行ったサモンズスペル)
→クリスタルボルテックス開発(聖戦から5~8年後?)
→ロストワールド出現
→戦力確保のためにサモンズスペル開発・濫用
→本編へエピG系
約250年前に前聖戦終結(原作ND過去パートに該当)

→以蔵が蘇る(エピソードGの半世紀程度過去?)
→エピソードG(原作無印の7年前?)
→原作無印
→原作ND(星矢の意識はあり動ける&過去に飛ばない)
→カノンが教皇に→シオン蘇り
→クリスタルボルテックス開発&ロストワールド出現
→サモンズスペル開発・濫用
→エピソードGアサシン本編

■雑感

全体印象
物語を通して感じるのは、“家族の絆”と“英雄と勇者”の対比。

それぞれに「家族」や「想い」を背負いながら、理想と現実、過去と現在、正義と狂気の狭間を生きているあらゆる対比構造が存在。

物語構成とテーマの深化
1~4巻:設定・構造の提示。勇者と英雄の対比、聖剣=業の象徴。
5~7巻:ロストワールドの存在、家族や絆の裏にある悲劇性が明確化。
8~10巻:各キャラの内面と「生と死」「罪と贖い」のテーマが深化。
11~12巻:冥界・地上・ロストワールドが交錯し、過去と現在が融合。

13~16巻:解答編と終結

総評
『聖闘士星矢EPISODE.G.アサシン』は、聖闘士星矢の枠を超えた“神話の再解釈”であり、同時に“家族と再生の群像劇”。
過去作の「正義」や「信仰」を相対化し、痛みと共存する「勇者の物語」へと昇華している。

破滅と救済、孤独と絆、その両極を抱えた人間模様が描かれている。

~~以下、漫画を読みながら搔い摘んだ要素をただ書きなぐったもの~~

■アイオリア
前作エピGの主人公だった。
鬼との入れ替わりタイミングは服装だけで判断するなら、1巻開始直前~2巻京都出発前のタイミングに絞られました。
2巻の京都に来たアイオリアは紫龍を聖域所属の聖闘士と認識している。
つまり
①記憶は片方が勝利すると統合される
②鬼はこちら側のアイオリアだった
…う~ん、やっぱり分からないが②の方が辻褄が合っているかもだし悲劇性が少しだけ緩和される気がする。
※残念ながら①が近かった。ロストワールド側のサモンズスペルで蘇ったアイオリアが鬼で、こちら側で蘇った正常なアイオリアは力負けして殺され、記憶が統合(或いは上書き?)されて入れ替わっていた。

エピG0巻にてマルチリンガルで日本語もペラペラなのはアイオロスで、アイオリアはギリシア語と英語はいけるけど日本語は苦手って言ってた。(忘れてた💧)
だからエピGAでも序盤は拙い日本語、単語と単語を繋げるような喋り方だったんだ。
8巻でのミロと樹海で修行中はお互いギリシア語が母国なのでペラペラと滑らかな会話している。
11巻アンタレスで入院していたアイオリアが退院して自力で歩いているが、言葉が流暢…こ、これは?ナターシャが日本語でしゃべっている場合、怖い事が起きている。
ナターシャはヨシノとも会話しているため、おそらく日本語話者だろうから、アイオリアと滑らかな会話ができるのは不自然だと思いました。

6巻で黄金聖闘士は何かにつれ同士討ちが始まる業(カルマ)、と説明し始めてから、いきなり流暢に話し始めて(11巻の童虎も同じ事を言っている)何事かと思ったら、ギリシア語だった。もしかしてこれ以降の流暢アイオリアはギリシア語なのか。

7巻で星矢が勝って瞬がひっそりと泣いた直後のアイオリアと「」で喋っているのは誰?
剣闘士の親分しているアイオロスを直ちに敵として認識したのはファインプレーだけど、多分どこかで油断してた。

8巻、富士の樹海でアイオロスを超えたくて修行する所にミロ合流。
10巻ではアンタレスで入院中だけど、聖剣戦争で忙しいシュラの代わりにヨシノを守るために同居する流れになっている。ヨシノはシュラとアイオリアといい雰囲気になるフラグを立てるけど、よく考えたら彼女はフラグクラッシャーが過ぎる。
13巻、熱田神社に草薙剣を受け取りに来た星矢のボディーガードとして登場し、白昼夢に襲われロストワールドの過去の記憶とともにゼウスの魂と邂逅し、ゼウスから自分の器としての運命は変わらないと宣言される。が「オレは希望を信じ続ける」と拒否。一人称オレに変化を確認。今回は遅かったね。
14巻
武器所持を天秤座以外を禁忌としたアテナの信念を守るアイオリアvsアテナの意志なら剣を使用する事を受け入れて従わない者は消す一輝勃発で、第九感覚醒しかけるアイオリアが黄金聖衣(神聖衣?)を纏い、鳳凰と獅子が混じり合い新たな存在として奇跡の獅子座の真聖衣を纏う一輝の戦いへ。
一輝の驚異的な技を浴びて、抗う気持ちに寄り添うように「感情・魂の全てを捨て絶望の力」第九感に完全に覚醒し一輝とぶつかり合う内に、アイオリアの自我は消し飛び「鬼」化する。前作の主役だったんですけど?!
15巻で様々な死が同時に見える瞬に1巻登場時の黒髪赤パーカー姿のアイオリアの死を目撃されているため最初から鬼アイオリアだった可能性が高まる。
鬼覚醒・第九感覚醒が加速して戦闘本能迸るままに力を振るうアイオリアだが、内心は自分が何者かとほんのりと揺れていたが、全てが砕けてもアイオリアさえ戻って来てくれたらいいロストアイオロスによって幻朧魔神拳を撃たれ、おそらく鬼アイオリアは元の人格は完全に破壊され消滅、ゼウスともどもロストアイオロスの支配下に置かれる。記憶は一応残されていおり、あたかもアイオリアっぽい言動はするが、自分を神と自覚している。
鬼カミュ覚醒に幻朧魔神拳で覚醒の後、アイザックの犠牲によって自我らしきものが戻っているので、鬼アイオリアにもそれを期待しての行動なのかもしれない。
鬼アイオリアがロストアイオロスと同じ技を放ち、黒核を崩壊させ、その影響で冥界も完全に消失、地球圏も崩壊の余波であちこちが歪む。
vs草薙剣の鎧装着星矢に「お前は一度も我を撃てず勝てなかった別の世界を思い出せ」「運命は変えられない」「どの世界でも結果は同じ」と自分の絶望感を星矢にシェアさせようとするけど、星矢は呪いで命が削られていてもアイオリアを諦めない。
「我が雷は無尽蔵、常しえの落雷」と認識しているので、ゼウスが主体なのか。
無尽蔵の雷でごり押ししようとする神アイオリアだが、瞬のローリングディフェンスで地球を保護、氷河の氷のレンズで光の収斂、紫龍と一輝による力添えで、無限の雷を凌駕し始め狼狽していく。
沙織やジュリアン、聖闘士達との触れ合いの影響なのか人間寄りスタンスになっているポセイドン(兄)とゼウス(弟)の会話、まったく相容れない。
ポセイドン「神が人間を信じる事ができたら人に委ねてもいい」
ゼウス「人間の影響受けすぎ、笑える」
ポセイドン「神が造った人が神に挑む、それは全てを守るためだけにそこに立つ、明日の勇者」
ゼウス「人間の勇者が神を倒すとか御伽噺でしかなく、神は超えられない」
余裕ぶっこいて大技をポセイドンに集中させていたらシュラによって切り取られた。
元主人公(外見)vs現主人公対決。
ゼウスは、地上に神の世界を再構築し全てを自分の管轄に置くために器のアイオリアを取り戻した。
シュラの代償付きエクスカリバーを受けて、はじめて自分の肉体が完全に馴染んでいない事に、まだ拒む意思が残っている事に気付く。
結果的に星矢の機転で草薙剣を貸し出されたシュラの渾身の技と、自分の技とのぶつかり合いが起き、圧倒され一刀両断にされたゼウス。アイオリアの身体は残っていてもサモンズスペルで蘇った者は黒核消失と同時に消滅したのかもしれない。
アイオリア…ロストアイオロスと歪んだ愛の具現化作者による悲劇を一身に浴びている。似たような境遇ならライナーだろうけど彼よりも段違いに可哀想としか言いようがない。

■シュラ
今作の主人公。
1巻のランスロットと初対面の時の爆炎からコクトーを手のひらで庇うようにして守るシュラがイケメン。
この時点でコクトーは単なる喋って神託を告げるフクロウという認識でしかなかったけど、根本的には優しい性格なのかもしれない。

3巻の時点で自分をパラレルから来たのかも?とシュラが推測しているから、私もそうなのかな?って混乱した。
4巻
紫龍「シュラから託された聖剣エクスカリバーの力が自分(紫龍)に引き継がれて良かったと思って安心してほしい」という願望を胸に奮戦。

シュラ「どうして紫龍(初対面)がエクスカリバー使えるのかなどの成り行きとか全然知らんけど、託されて引き継いでくれたことに感謝している」
この二人の熱量の交わりが、言葉にできないくらい凄い。原作でやってくほしかった。

平常時のシュラは迷子になったり、氷河とパフェデートしたり紫龍と温泉デートしたり、中途半端な現代日本の知識に基づいて勘違いしていたり、ちょっとポワポワした雰囲気の天然っぷりが前面に出ているためか、かなり酷い目に遭っている割に悲壮感が無いのは、とても良いと思います。
シュラに対して「我が王我が王」と、しつこいランスロットに「俺はお前の王じゃないけど勝負は受けて立つ」みたいな、良くも悪くも鈍感で柔軟な感性が好ましく映る。

5巻
しかしシュラに対するランスロットのセリフは「さぁシよう」とか「きっとなによりも気持ちいいハズ」「心から愛してる」とか「逝カセテアゲル」とか…センシティブで卑猥な言い回ししかできないの、どうにかならんか。Xにポストできないわ。なんでシュラは平然とスルーできるの?
ランスロットの猛攻と毒と世界からの拒絶の力で虫の息になったシュラに冥闘士化が起きる。中二心がくすぐられるカッコ良さ。
ただし完全に冥闘士化すると肉体は混とんに堕とされ魂は冥界に堕ち、死者となる。
それに抗って人格と肉体を現世に留めるのは、特に一度冥闘士となっていたシュラには不可能な事で、全てが闇に染まる「鬼」になる、とはアイオリアの予想。
冥界に引かれて自我が保てない負の概念に満たされて堕ちかけたシュラをギリギリのところで我に返らせたのはアテナ。
鬼化が収まったらシュラの黄金聖衣に現れた青い無数の線描模様は、アテナのイーコール?いつの間に??そしてその後シレっと全員の黄金聖衣に青い線描模様があるのは、何故…この時のシュラのついでに全員に分け与えた判定なんだろうか。描写が無いから何ともだけど。答え合わせしているのに新たな疑問が生まれるの、やめてもらっていいですか。
12巻でロストワールド沙織から小宇宙を注がれながら、数年に亘って眠りながらイーコールを送り続けているらしいので、黄金聖衣には遅かれ早かれ青い線描模様は浮かんでいた。答えはありました。
その直後、それまで失っていた嘆きの壁の件を思い出し、残される側の人の想いに気付いて、二度と残していかないと誓う(最終話で反故になるけど…)。

6巻で紫龍と温泉デート。紫龍は背中に龍のアレを見ているから、それを見越したのか貸し切り風呂…デートじゃないか…。
現在シュラが現世で生きているのはアテナの慈悲と黄金聖衣があるから。小宇宙が弱まれば冥府に堕ち聖衣も冥衣になるので、常に死の重圧・拒絶する世界と戦い抗い続けるしかない。

7巻でロストアイオロスの雷撃に打たれて動けなくなったアイオリアを庇うシュラはカッコイイよ。当初は君を殺しに来たヤツなんですけどね。
シュラvsロストアイオロスは、めっちゃ過去を引きずりたおす男二人過ぎて良い。良いけどロストアイオロスはサガの乱が起きなかった世界の住人なので、シュラに殺された事は無い。それとも第九感によってこちら側の記憶も吸収している感じ?
エピGではシュラは幻朧魔皇拳2回喰らっており能動的な行動じゃなかった。それを含めて煽っているだけかもしれない。

8巻では瞬と箱根で麩菓子デート?からのゴリマッチョ剣闘士ことバルティンとの戦闘で自分の攻撃力に耐えられず壊れていく手刀とともに圧倒されて瀕死に。

9巻は引き続きゴリマッチョのバルティンにフルボッコにされて死に瀕して意識不明になり、破壊された聖衣のパーツが冥衣化し瞳が紅く光らせながら、立ち上がる。シュラの中の「聖闘士⇔冥闘士」が綱引きをしていて死に近づくと小宇宙は黒く淀んでいき冥府側へと引きずり落されていく。
その混濁の意識で思い出す以蔵との思い出。
・以蔵と修業したのはモンテ・ペルディート(モンテ・ペルディード:スペイン)
・聖衣継承のために日本に来ていた。
両手足と全身が砕かれた状態で倒れるシュラを追憶の若い以蔵が掬い上げ、冥衣化した角を斬り落として、心は常に共にあると鼓舞されたのと冥府の性質を取り込むことで生まれた新しいエクスカリバー「冥剣抜刀」はアストラル体の防御を斬る技に進化。あるものを取り込み活用する柔軟性は良いと思います。
バルティンのブレイク後何もかも消耗したシュラは冥界に堕ちていく。その落下を防ぎ現世に繋げるためにコクトーがシュラを掴み、サガの姿に気合で戻る。普通に驚くシュラはコクトーがサガだとは夢にも思っていなかった。
シュラ同様サガも一度冥闘士になっているので、現世との繋がりは弱い。
万事休すで間に防御を挟みつつサガに聖衣を届けるカノンに助けられて、探しに来たデスマスクと合流して、シュラ&サガ&デスマスクでアテナエクスクラメーション。
無事現世に帰ったシュラは傷が塞がっている?星矢の真央点処置のお陰か。
15巻、熱田神社付近を中心に起こっている異変から自分を代償に何とかしようと向かう。ヨシノはミロに任せた。
16巻で、シュラvsアイオリアになるが、これは本来存在しない異端者同士で決着をつけるべきで、ずっと生きている星矢たちは手を出すべきじゃないと言う。
シュラはゼウスを正しい場所に帰ってもらい、アイオリアを返してもらう事を目的に戦う。
自分の腕を代償に万感の想いを込めたエクスカリバーがゼウスの技を切り裂き、神アイオリアの肉体とゼウスに損傷を与える。シュラの欠落とアイオリアの欠落で対消滅を狙う。
シュラはアイオリアと対消滅したいのではなく、アイオリアを残したうえでゼウスをこの世界から消したい。
代償付きの攻撃で両腕を欠損しながらも戦いを諦めないシュラを憐れむゼウスだがシュラはゼウスの方が憐れだと言う。神は人を造ったが、造られた側の信仰心や記憶が無ければ消えるのが神で、選ぶのが人なら人を信じてくれるアテナを選ぶと宣言し無い腕で抜刀の構えをしながら星矢にアイコンタクトを送るシュラ。
星矢はそれを理解し草薙剣の装備をシュラの右腕に渡し、最後の激突へ。
ゼウスを一刀両断してシュラは対消滅した、のだろうか。シュラの目論見が実現していたらアイオリアの肉体は残されていたのかもしれない。

■ロストアイオロス
想う相手の肉体と魂が違うシチュエーションで思いつくのは
夏油←五条(中身が違ったら別人、許さん!)
アイオリア←ロストアイオロス(中身が違っても肉体が永遠ならヨシ!)
の対比に思いをはせたりなどしていました。
7巻
中表紙のイラストが陶酔タイプな攻め攻め過ぎるロストアイオロスの顔。エピG0巻の朗らかアイオロスと同一人物とは普通に気付けない。怖い。
シュラ「神とは無限なる者」(第九感ロストアイオロスもこうなっている可能性)
アイオリアに会って興奮しているのか、めっちゃ喋るし煽る。煽った結果歯向かったアイオリアだからあんな選択ができたのかな。
「もう一度私を殺すのか?」の顔も見たことない攻め顔過ぎる。
アイオリアに「真意が知りたければ私のもとに来て、我らの同胞となり共に戦うがいい」が本音の1つなんだろうけど何と戦う気なんだろうか。アイオリアは無限の時間に耐えられないから、あくまでも願望の本質の1つ。
シュラ評「あれは俺の知るアイオロスでは断じて無い、時を経て歴史を重ね、闘士として円熟し凡てが完成した姿」が正しいなら、やっぱ無限に並行世界を渡り歩いてループに近い状態となっている。
巴様「私が現世に戻るには、後どれ程待てばいいのか?」とあるので、彼女も神の体感時間でもっても悠久の時の中で死と降臨を繰り返していてウンザリしているのかも。11巻の童虎「常に途切れずアテナがいる世界」と言っているのでほぼ確定。

50話冒頭でロストワールド1周目の悲劇の一部、ロストアイオロスの目の前に横たわる血まみれで上半身しかないロストアイオリアの姿が。その後落下するロストアイオロスの様子がある。多分闇落ちを意味する。
画面が変わって教皇の姿のロストアイオロスに、片翼が折れて短い一対の黒い翼が背中から生えている。
「何度でもやり直せばいい、幾度世界を毀そうと、我が悲願、成就させてみせよう」なので、やっぱループさせまくっていますね。
9巻で力尽きて冥界に堕ちるシュラを庇うサガに激高して追撃。何故?放っておけば勝手に落ちていくのに…。
(追記)考えられる理由(これは完全な妄想です)
・サガの行動がロストアイオロスの理念を否定するものとしてのノイズとして捉えられた。
・ロストアイオロスは利他的で自己犠牲的な行動を理解できなくなっている。
・かつての自分にあったが喪失したものを思い起こされる不快な光景として映った。

何故こっち側サガの心に悪の心があったことを知っている?君のサガは特に問題もなく一緒に聖戦もクリアしていたでしょ。
※並行世界の境界を認識すると記憶が流れてきて獲得できる。
今回の黒サガ化はそれとは関係ない冥闘士化の影響ですが。

ロストアイオロスは目的(アイオリアを得る)のために悪そのものになれた。そもそもロストアイオリアを自分の手でとどめを刺す時に失った正義感とか善の心と引き換えに第九感覚醒だった(11巻参照)。
ロストアイオロス「聖域も聖闘士もやれぬ」「我が弟の上に立つ資格など(カノンには)無い」
vs
カノン「サガの上に立つ資格、お前(ロストアイオロス)には無い」
と決意表明する同士のぶつかり合いに。誰かが「仁義なきブラコン対決」みたいな表現してて、的確だなと思いました。彼らのはブラコンで合っているんですか?
宇宙を穿つ威力のAEを妨げる力は第九感覚醒の力で拮抗する。つまりロストアイオロスは単独で宇宙を穿てる=壊せる。
11巻童虎の回顧で、地上を掌握したいゼウスが襲来しロストアイオロスの黄金の矢で一度は倒し眠らせたと思ったが、雷属性を持つ弟ロストアイオリアを器として憑依。ロストアイオリアの魂を完全に消したと慢心したゼウスの一瞬の隙をついて自分に電撃の拳をぶつけてスタンさせ「オレごとゼウスを殺せ」「全てを救うため」「兄さんはけっしてボクを裏切らない」の言葉で8つの意識(絶望、義務、責務、信頼、悔恨、守護、後悔、鉄則)と概念を壊して第九感に覚醒しアイオリアごとゼウスを討つ。
自分の狂気に惑うロストアイオロスにハーデス憑依の瞬が「時間の狂い」を示唆する。そもそもはハーデスが星矢を転生できないように完全消滅させたからではないですか?
ゼウスと戦うまでロストアイオロスは雷属性は無くアイオリアのみだったが、第九感覚醒+無数の並行世界を彷徨う間に何度も別の雷属性持ちアイオリアと戦って獲得したのかな…。
ゼウスは神なので致死しないだろうから、長期間眠るだけ・パラレルワールドでは元気なゼウスがいる状態。不憫…。
ロストワールドでは聖域と冥界は不可侵条約があるけどハーデスは瞬に憑依して
「愛する弟を殺めても、お前ではこの世界を救えない」とロストアイオロスの心にトドメを刺してくる。不可侵ちゃんと守って。
「刻と運命に選ばれた英雄として神と世界に愛されているのは星矢」「(ロスト)星矢はハーデスによって輪廻の外へと消失」「(この)世界から希望は完全に消えた」
「世界のために全てを捨てる勇気はあるか?」とロストアイオロスを破滅すらできない無間地獄へと誘う。
全てを救う決意はいつしか歪み、建前としての機能のみになっている。
13巻、相手の弱みを効果的に利用しこちら側の黄金聖闘士同士を争わせる。ミロは弱体化が目的だと考えているが、私から見たら蟲毒のような雰囲気に感じる。黄金聖闘士を強化し志をくじいてロスト側に引き込むためかなと。
それでなくても光速拳や宇宙規模の破壊力を持つ聖闘士が武器を持てたら、神にも悪魔にもなれると。
ロストワールドでアイオロスが地面に刺さった金色の剣を手に取るようにそそのかすハーデス瞬と、概念ネビュラチェーンと思われるものに拘束されたロスト沙織。
一瞬躊躇うも、ロスト沙織を斬首するロストアイオロスに武器を禁じられた聖闘士の掟の終わりを告げるハーデス瞬と、それをもってそれまでの自分と決別して悪辣なまでの悲願の達成のみで動くモノ「教皇」を選択し、ロストアイオロスの赤い血潮が闇色の水ポントスへと変わる。人ではなくなりポントスになるというよりも、そのような神になったことを示唆している?
ロストサガからの「Who are you?」との問いかけは正確にロストアイオロスを理解していたことになるし、ファフナーで言う「あなたはそこにいますか?」の問いならば「いない」といえる状態になっていると思う。器の上っ面だけがロストアイオロスとしてかろうじて残っているかな?って感じ。
そして過去と未知の未来とを結合させる黒核を生みだす。
15巻で鬼化+幻朧魔神拳でゼウスと溶け合い1つになった神アイオリアは星矢との戦いで荒ぶるのを現段階では放任するが、「常に神が人の上に立つ」仕組みが、星矢がいる「こちら側」では通用しない事を理解するロストアイオロス、つまりいい感じにゼウス部分を弱らせてアイオリア部分を強めに表出させた神アイオリアに戻ってきてほしいと。我儘だなぁ。
15巻末に番外編として、ハーデスの後ろ盾によって剣を取るロストアイオロスと、聖闘士は無手であるべき持論は覆せないロストサガのやり取り。
アイオリアを取り戻す事のみで動くロストアイオロスはロストサガにとってもガワだけの別人にしか見えないらしい。エピG0巻を見たらサガと同じ意見になるだろう。
ロストアイオロスのガワの表層が、神化したアイオリアっぽい存在を求める姿。
「何かに誘われているのか?」の問いで言うなら、ハーデスとゼウスの共謀に誘われている形かな。
ロストサガから「お前は誰だ?」と問われてぶち切れているところを見ると、現状サガに根本から自分を拒絶されるとは思っていなかったのか。
剣で貫かれたロストサガの亡骸に「次の世界で会えたら還ってきてくれ、友よ」とすがるロストアイオロス。
サガにもロストアイオロスと同じ道へ堕として第九感覚醒を促して、さぁ剣所持を許容できるかどうか?くらいの無理筋なので、多分何度か別の世界で邂逅しても剣を持ち、アイオリアを求めさ迷うアイオロスを受け入れるとは思えないので、衝突してはサガを葬っている気がする。
16巻のゼウス「神に死を与える事はできない」やはり神は死ねない。ロストアイオロスも死ねない。
ロストアイオロスは「自分以外の全てを破壊しアイオリアだけが残る世界」を望む。
ゼウスを死の次元の世界に送り、ゼウスの力で冥界の門を開いて別の並行世界と繋げ続けていたが、それを断たれつながりが完全に切れた。全部ロストアイオロスの力で自由自在じゃなくて、ゼウスの介在ありきなのが残念だったね。
星矢達が希望を捨てない聖闘士ならロストアイオロスも希望を捨てない。
アイオリアの事はもう諦めるか、安寧なる眠りをもたらされるか…。救いが無さ過ぎて、さすがの私もアイオロスを可哀想だと感じる。

■こちら側(星矢側)の聖域
指揮系統とかどうなってんの?
聖域(アテナ+教皇)→聖闘士→雑兵・関係者各位
みたいな流れだと思うけど、通信ツールはあるし意志連携は取れていけると思うんだが、連携できていそうでできていない部分が多い。ムウを警戒し過ぎているのが原因?
予想としては、アテナ→シュラに、日本に蠢く超常的な暗殺者「顔の無い者」と、アーサー護衛含む剣闘士の出現を予期して派遣を要請。ただし密命で他言無用。
アーサーの存在はアテナによって見つけられてアルデバランの保護下にいるけどヨシノと共に狙われることが確定的だからの密命。内容を知らせないのはアーサーを敵味方共に見つけにくくするため?
コクトーの頭にカノンの情報収集端末ココセコ〇なケルベロスがいるので、教皇もシュラの密命は把握している。何その能力。
教皇→アイオリアには、聖域から勝手にいなくなったシュラ討伐の命令を発令。
だが遅かれ早かれ「顔の無い者」や剣闘士の戦いは他の聖域関係者にはすぐ分かるのだが。
シュラへの密命を厳守したいけど増援はしてあげたいから、建前「討伐」としてアイオリアに日本に行かせた??答え合わせ中なのに疑問点増えるな!

4巻でアイオリアに会う大人の貴鬼。何しに来たん?アイオリアと元青銅聖闘士の橋渡しをしたかった?

6巻の巴様とロストアイオロスが自己紹介的に言う。
「世界のことわりから切り離され、全ての狭間に堕ちて存在を抹消された世界(ロストワールド)と聖闘士(ロストセイント)」
一応ロスト聖闘士も「地上を守護する」「アテナの聖闘士」という望みはあるようです。

10巻ヨシノがシュラを伴って帰郷した際、家周辺の幾重にも張られた小宇宙障壁にほころびができて(おそらく)モルドレッドが侵入。ただ結界とアルデバラン&シャイナの守備が硬くて攻めあぐねている様子。障壁突破はムウが犯人で対応は貴鬼。宮島の厳島神社(カミュ)も突破されると大変なんだっけ。城戸邸含め日本も重要地点で国丸ごと障壁を強化する。

11巻、日本各地の神社の数千人の霊能力者達が頑張っている。
・日本全土に精神障壁を張り巡らせている
・時間をかけて構築された
・霊力は小宇宙に変換され聖域に送られる
・厳島神社にカミュ、愛知県熱田神宮に草薙剣を封印し守っている
貴鬼が展開した地球を覆うクリスタルウォールは魔法防御効果もあるので大規模な空間転移を防いでいる。それはシオンが計画して貴鬼が全てを投げうつようにして完成させた。
その発展形がクリスタルボルテックスで、単なるバリアではなく光の渦で砕いて吸い込む攻撃的な重力崩壊を伴う防御障壁。+概念ネビュラチェーンでそれを補強する。
クリスタルボルテックス開発時は、瞬が医学生時代(18歳~24歳?)かつ貴鬼が幼いタイミング。聖戦時8歳から約5年後以降で13歳以上。それなら貴鬼はもっと大人びていてもいい筈なので、瞬は飛び級でもした?その時にシオンは両目両腕を失う。悲惨な描写なのに異様に美しい。

(追記)
時系列的に
①シオンは聖戦後不意に現出したと思われる。その時の貴鬼やカノンの困惑がどんなものだったか…。
②その後シオンと貴鬼が協力してクリスタルボルテックスを開発し、ロストワールドが出現し災禍となる。
③その後シオンの記憶や様々な術を合わせてサモンズスペルを編み出し、戦力補充を行う。
④この術でシオンが時間をさかのぼって聖戦直後に復活する
①と④がループし、卵が先か鶏が先か?みたいな状態になっている。
クリスタルボルテックスが無ければロストワールドの干渉が無いので、ある意味シオンが特異点の1つと言えるかもしれない。

12巻魔鈴が「聖域が狂っている」?
強固な結界と障壁で各地域を分断して守るために、沙織が日本から動けず聖域に行けないのは本末転倒。
神アイオリアとなって無尽蔵の雷荒ぶりでごり押ししたいのを、草薙剣星矢と元青銅聖闘士たちの合わせ技で凌駕する「奇蹟」の存在がある。ロストワールドの見地からすると奇跡の起点は星矢。彼がいるから起こる事象。
16巻ロストアイオロスによると
・惑星全てを守るクリスタルボルテックスは強大な力を持つため副作用がある
・クリスタルゲートと呼ばれる重量区崩壊現象による穴、別次元の世界同士を繋ぐ門を成す
(クリスタルボルテックス開発実験で成功し両目両腕を失うシオンの姿がある)
・別次元と繋がるには別次元でもクリスタルボルテックスが発動していること
・本来は任意で繋がる先は選べないが、研鑽を積んだロストアイオロスは自由に選択して繋げられる
・その門(黒核)を使ってサモンズスペルで自由に召喚相手を選んで実行できた
・デュミナスの力で黒核が惑星移転させるまで育て、ロストワールドを「こちら側」に移転させ飲み込み同化させる(その場にある力や事象を我が物にできるニュアンス?)
・黒核を通ると戻れない
「人が神の力を得たなら、神は概念となって忘れられる」とアイオロスが言っているため、完全に第九感覚醒で神と同等の存在になっている。
神アイオリアのアドヴェントボルトvsシュラ+草薙剣のエクスマキナでゼウスは一刀両断にされ、「こちら側」から消失、シュラもあるべき場所と時へと多分消失した。
黒核(門)は消失しロストワールドとサモンズスペルで蘇った全員が還っていった。

■サモンズスペル関連
4巻
シュラが今ここにいるのは「クロノス(星乃時計)そのものの力を借りた」認識。
5巻
アイオリア「シュラの存在が世界の刻に引き寄せられる」「ボク等は本当ならこの世にいてはいけない存在(中略)だから世界はボク等を排除する」「世界がボク等を暗殺する」
宇宙にあるブラックホールパラドックス(吸われた人を外から見ると消えるが、吸われた側は残り続け特異点を超えて別世界に行く)によって、アイオリア達はそれを超えてこの時代に来た。エピGAの時点では自分が既に死んでいるから存在できる。
9巻
以蔵は前聖戦で命を落としたが、いつの間にか現世で立っていた。時期は不明だが、サモンズスペルを受けたのだろう。蘇る年齢やタイミングがずれるなら、以蔵はカノン教皇時代の聖域によって行われたサモンズスペルで半世紀以上前の時点に蘇ったのかもしれない。
10巻のサガ「過去から還って来た者たちは皆、年齢すらずれて存在している」「我などトリになっている」
アルデバランが言うには
嘆きの壁のあと、今から16年前に知らない間に大地に立っていて、そこが現世だと気付くのに時間がかかった。その時身体は汗と血と刀傷による傷の痛みにまみれていた。大地はアルデバランによって、血まみれで死体だらけで、気付いたら腕の中に赤ん坊ヨシノを抱いていた。と。
無数の激しい戦闘が繰り広げられて、それに勝ち抜いてからアルデバランは正気に返っている。刀傷は誰によって付けられたのかは分からないが。
アルデバラン蘇生はトップシークレットとして多分アテナ、カノン、貴鬼、シオンぐらいしか知らないはず。
アーサーはサモンズスペルによって不完全な状態で召還され、記憶がない。
剣闘士もサモンズスペルによって蘇ったようです。
サモンズスペルで肉体・精神・記憶全てが万全な状態で完遂されるのは奇跡的な事。
サモンズスペルはきちんと確立された技術ではないまま乱用されているため、必然的に失敗も増える。
11巻童虎はロストワールドで蘇ったのに、こちら側の童虎としての記憶もある。一度も足を踏み入れたことが無い紫龍には当然ロストワールドの記憶は無いが、童虎はいずれ思い出すと。

12巻でサモンズスペルとは無縁の筈の紫龍にロストワールドの記憶が混じり合ってしまう。
童虎が言うには「並行世界の境界に気付きさえすれば混じり合う」
記憶は混じり合うらしいので、ロストアイオロスが色々こちら側の歴史をまるで見て来たかのように言うのは普通のようだ。体験をしていない記憶を虚憶とするなら、スパロボと同じようなものと言えるのかな。
アーサーはシュラに自分自身と認識する程度に同質の存在同士。
アーサーは記憶と力を失って蘇った。力が暴走して自分を氷解に閉じ込めたカミュが厳島神社に封印されているが、目覚めようとしている。
「召喚術式サモンズスペル」は、様々な術技を掛け合わされた禁術。
サガの乱~聖戦で主力聖闘士が壊滅したところに、ロストワールドとの戦いが始まり、過去の聖闘士を呼び戻したかった。
術は考案されアテナの反対を押し切って実験を敢行。
ロストワールド側も同様の術を使用して、こちら側の術と激突→ロストワールド側で召還され阻止されたカミュは自我を失った「鬼」としてこちら側に落下→力を暴走させて氷解を作りうっかり閉じ込められる。
既にアイオリアがいないこっち側に何の用がある?次の並行世界へ行くための踏み台にしようとした?そしたら新しい術を開発しているのを把握して会得した…?
いまだ順番が分からない。
サモンズスペルで蘇ったミロが「現世に帰る時、黒核(コア)を通った。暴風と漆黒の場所で足元は一面躯でそれを踏んで歩く」、呪術廻戦ラストで真人が動けなくなっていた場所のようなところだろうか。
13巻、サモンズスペルで聖域の機能が麻痺して復旧のめどが立たたない。
「顔の無い者」は歴代蟹座によって殺され巨蟹宮に顔を封印された後、ロストワールドでサモンズスペルによって蘇ることを願っている存在。
蘇り黄金聖闘士は以前より強化されている=サガを除く全員が「鬼」の可能性がある。この力を得ることもロスト側の目的なのかも。
自我を取り戻したカミュだが、貴鬼が深層心理を覗いた時、強力なガードによって見えなかった。
カミュは「鬼」でありながら自我を発露させた?
こちら側に氷河とカミュの水瓶座の黄金聖衣が2つある状態はありえない。でもどちらも本物。
本物で同一のものはお互いを拒絶し激突し1つであることを望むだろう。
自分が二人いることを受け入れて認めることは出来ない。相互作用で対消滅するだろう。
この時自分たちで例えていた内容として、困難の果てにカノンはサガを受け入れたニュアンスだけど、原作のカノンの言動を見るに、カノンはサガを拒絶した瞬間は無かったと思う。あってもスニオンの一瞬だけじゃないだろうか。ずっとサガの事を口にしていたように思う。大量の二次創作を見た私の記憶が改変されているのかな。FinalEdition完結を待ち望む。
サモンズスペルは完全ではないので一定数正しく戻らない「エゴが増幅し人に仇なす穢れた存在」「元の人間より強化された状態」「人を殺すだけの鬼」となって戻ってくる。元から「鬼」なのか、やがて「鬼」化するかは不明。
15巻
消えていく冥界に漂うハーデスから託された力か、無数の死の中に1巻の黒髪赤パーカーのアイオリアとロストアイオリアの亡骸を目撃し、今目の前で第九感覚醒し自我を失って荒ぶるアイオリアは「ボクらの知るアイオリアではない」「どこで入れ替わったのか、初めから?」「同一存在を許さず殺した別世界のアイオリアの中にゼウスがいる」
瞬とハーデスの推測では物語が始まる前からロスト側アイオリアが、こちら側のアイオリアに成りすましていた確率が上がった。
一輝の回想は14巻でエゴむき出し・戦闘力強化され共に蘇った一騎の師匠ギルティをも殺して見せたエスメラルダを葬る描写があったが、同様に(多分通常)エスメラルダを「一輝に愛されるワタシは一人でいい」と葬っている。その様子まで見える瞬と一輝の推察は次の通り。
・同時に二人がこの世に顕現する事がある
・一方は元の性質を有している可能性が高いが、もう一方は恐ろしく狂暴で強力な戦闘力を帯びる
・破壊衝動しかない
この3つの要素を「鬼」と呼んでいる。
16巻の神アイオリアとシュラ(with草薙剣)の激突で対消滅した余波で黒核(門)も消失し、おそらくサモンズスペルで蘇った全員(コクトー以外)消失したらしい。
厳島神社にいるナターシャに合流した氷河はミロを認識できないのも、そのため。

■雑感
最近、3人による疑似家族形態に縁があるなと思う。
氷河+ナターシャ(養女)+瞬
紫龍+春麗+翔龍(養子で弟子)
アルデバラン+ヨシノ(養女)+シャイナ
スミス+ルル(立場不明)+イサミ←※ブレイバーン
スパイファミリーもそうかな?

破滅的な妄執で弟に執着しているロストアイオロスなら、ゲーム「零~眞紅の蝶」で妹の澪に執着し過ぎている凍蝶エンド繭と話しが合いそう。
「魂?最悪無くてもいいよね、一緒にいてくれる肉体があれば永遠に闇の中でも平気平気」
とか秒で打ち解けて、その後「うちの弟/妹が一番」と火花散るガチの戦いを繰り広げそう…繭は一周目(?)なのに、どうしてこんなに拗れているのか。
ただし、鬼+ゼウスで自我を無くしたアイオリアだけど幻朧魔神拳によって最終的には自我が戻る可能性が少なからずあるので凍蝶エンド繭の方がヤバいのかも。

2巻に出てくるデュランダルのローランって元ネタとして、やっぱりSoundHorizon「Roman」に出てくるローランの中の一人のモデルになっているキャラの可能性がある?
フランク王国≒フランスだし、紅い剣振り回しているし。
「緋色の風車」か「見えざる腕」に出てくるキャラは彼の元ネタをモチーフとしていそうな気がする。

戦闘時、亜空間になりがち。
昼夜も場所もよく分からなくなる。

3巻
シグルスに追い詰められる紫龍を鼓舞する声は、瞬「勇気」、星矢「勇者」。英雄とはせず勇者なのはエモい。アイオロスとの対比にもなっている。
英雄は才覚で困難をねじ伏せる。勇者は困難な状況に立ち向かう人。こんな差異だろうか。
4巻
ランスロット曰く「聖剣は英雄になればもらえるかも」「英雄は正義の名のもとに数えきれない人を殺せばなれる」
…星矢たちには英雄ではなく勇者であってほしい。

4巻くらいから絵柄が安定してきて見やすい気がする。

カリツオーとかリストリクションみたいなあまり派手じゃない技にもちゃんとスポットライトを当てて出してくれているのは嬉しい。

サガとカミュの髪の色がアニメの青色だったり、ちょっと不安定。最終的にはサガは白髪、カミュは赤色になる。私はカミュの赤い髪の毛の配色が好きなので嬉しい…嬉しかったんだよ…。

5巻
市様「貴鬼タン」???貴鬼タン?????誤植じゃなくて????草。
剣闘士→聖剣を失うとロストワールド側の黄金聖闘士になる盟約はある。
ランスロットは重篤なシュラに向けて、王の命が終わるのが悲願だったのに、いざ実現すると「酷く悲しい」、アーサー王は英雄なので1人のモノではないのは分かっているけど、アーサー王のそばで生きて共に戦って死にたかった。それが出来なかったからアーサー王(シュラだけど)を殺して自分の魂に刻み永遠を共に生きる。…ファイブレイン1期の壊れたルークと同じ事言ってて怖い。
ヨシノのヘアスタイルがポニーテールからウルフヘア?みたいな感じに変わってる。
ランスロットくんはロストワールド側の蟹座の黄金聖闘士へ。

6巻
ロストワールド側の黄金聖衣は、私が知っているデザインと大きく異なっていて、「黄金魂」で発現した神聖衣ってやつなのか。まぁここに出てくる普通の聖衣もデザインがだいぶ違っているけど。
過去のランスロットは自分以外がアーサーを殺すとは思わずに裏切って色々画策してたんだろう。「一緒に死ねばよかった」が最後に残っていた願いらしいけど、今までのふるまいからはそれを読み取れないんですけお。

「顔の無い者」ワダツミに操られていた幼女が自我を取り戻し生き始めた。でもカタコトみたいなたどたどしい喋り方。のちのナターシャで氷河が保護者になった。

シグルスの明快な性格は、この作品に対する「さっぱり分からん」を代弁してくれているみたいで、ちょっと好きになる。本当に無限に謎掛けしてくるの、やめてほしい。
コクトーは紫龍と同じレベルで聖域事情を把握している。アテナかカノンとツーカーだからだろうか。でもコクトー本体は画面にいない気がする。
氷河と瞬は報連相がよく出来ている。割と頻繁に会話しているイメージが今作にはある。現聖域も見習って。だが何だろうナターシャの話題が出た途端に瞬の表情が不自然な笑みから顔が黒く塗りつぶされた表現の流れが意味深。
剣闘士でありながら医学的な好奇心により聖域側としてヒーラーしているフィリップス、星矢がたまたま紫龍のいる場所の近くにいたのはフィリップスと一緒に行動していたからなのかな。お陰で動けない紫龍は救われたけど。
そう言えば星矢は色んな神と出会っているね。アテナ、ポセイドン、タナトス、ヒュプノス、ハーデス。今回はシグルス。
原作の銀河戦争時の止まった紫龍の心臓を同じ力で打って再起動させるエピソードが拾われてて、私はエピソードGに対してそれまで持っていた「原作をないがしろにするパラレル作品」というイメージを改めました。

7巻
シグルスの真っすぐな心意気はいっそ気持ちいいね。分かりやすいのが本当に助かる。見習えロストワールド諸君。
青銅聖闘士が直接アイオロスと顔を合わせるのってこれが2回目のタイミングなのではなかったか。嘆きの壁で一瞬だけすれ違っただけで、普段は背後霊チックだったり遺書越しだったりでしか関われなかったから。
ここでアイオリアvsロストアイオロス初顔合わせだった。幼いアイオリアを見て驚く星矢を見ると、何かホッとする。髪型とか髪色を自由自在に変化させる演出は立ち位置を明確化する役割とフルカラーの恩恵が一緒に表現できて便利(理不尽)。
剣闘士から黄金聖闘士にならされるのではなく、真の姿に戻るとは?黄金聖闘士→剣闘士→黄金聖闘士?
デスマスクは終始チンピラ風だけど、後々ヨシノとは妙にウマが合うのか言い合う様子が可愛く見える。デスマスクの口調がちらっとシャーロックの口調と似ている気がして、集中できない。
ナターシャ、天使。
番外編でシュラと瞬の引っ越し事情が。別部屋とは言え同じマンションにいるなら、同じ屋根の下と言えるなって。多分瞬は殆ど自分の部屋には帰れない。
シュラも両親認定したあげく、ナターシャから「マーマ」と呼ばれている。
え、幻覚?
シュラがやや悪夢による不眠症になっているらしい。何もない闇の中で立っている、ふと気付くと嘆きの壁の前にいて自分のなすことを理解する夢。

8巻
ヨシノは美大進路希望なのに立体が下手糞で、めっちゃ分かる。私も立体は完全なるゴミ生産しかできない。付き添いガードのデスマスクは手先が器用でお手本があれば大体何でもできるそうで、羨ましい(憎しみ)。このやり取りが好きすぎて何度でも読み返したい。
デスマスクはコクトーの正体を知っている。シュラ以外は知っていた可能性がある。
デロア(アフロディーテ)、そう言えば泣きぼくろが無いか。気付かなかった。女装はいいけど声はどうしていたんだろ?頑張って高目の声を作っていたのかな。でも見た目より、ゆふるわ系で可愛い。女装を選んだのはデスマスク?どんな会話をしたのか聞きたかった。
女装を解いたら泣きボクロが復活して、口調もイケメンっぽくなった。
星矢と紫龍とデスマスクが合流。紫龍の目が失明したのはペルセウス座のアルゴルとの戦いで自分でやっちゃったのでデスマスクが原因じゃなかったような?
悪ぶるデスマスクのお見舞い弁当に大喜びする星矢が可愛すぎる、アラサーかもしれないってマジ?
紫龍が老師が持っていた形によく似た杖をついている。やっぱり目に不安があるのかな。
子守(?)が続くデスマスクもいいな。
富士の樹海で1人修行するアイオリアに合流するミロが「共に生き、共に戦い、共に果てよう」同じような文脈でもランスロットと違って爽やかだ。これが人徳。
「オレの攻めはキツイ」ですら、そんなに嫌らしく感じない。いや無理か?
聖剣ホルダーなのにチャクラム使い(ゴリマッチョ巨体)はアリなんでしょうか。アストラルシフト的な物理攻撃無効っぽい鎧持ちのフェミニスト…情報量が多い。
ロストワールドにシャカ(常時後光を装備)登場。
番外編は氷河の職場(バー)にシュラが就活しに来る。文字にすると狂気のような内容。この時の回想師匠が以蔵とは思わんし、その話しにカミュを重ねてセンチメンタルになるのは仕方ないか。

9巻
以蔵の言う「形無きものを斬る」概念に、「ダイの大冒険」の空破斬を連想した。
修行を終えて日本に来ていた以蔵とシュラ。シュラが日本のカルチャーに詳しい部分とチグハグな部分があるのは、多分200年以上過去の以蔵によるジェネレーションギャップのせいかもしれないな。
そう言えば日本には聖剣は無いかも。あるのは宝剣とか妖刀とか。
以蔵の言う「想いを継ぐのはその相手の命の全てを背負う」をナチュラルにしている紫龍が変なのではないでしょうか。
追憶の中のサガと以蔵の黄金聖衣にもイーコールによるものらしい青い線描模様が描かれていて、訳が分からなくなる。
サガはシュラを友と呼び、シュラも友と呼ぶ。多分サガが一番穏やかに過ごせる相手はアフロディーテかシュラ。
冥界の力に侵食されるシュラが、それを活用して新技「冥剣抜刀」を放つ影響で、同じくハーデスの呪いの剣が共鳴して星矢を苦しめている。
巨体マッチョのバルティンから「乾坤一擲」が見れるなんて思わなかった。懐かしい。そう言えばゼンガーも剣士でした。
アストラル体の鎧が無ければシュラの敵ではなく、無事ブレイクしたけど直後瞬間移動したのでバルティンも生存して黄金聖闘士になっているのかも。
シュラとサガが冥界に堕ちたことに気付いた星矢が飛び出そうとするのを瞬ががっちりホールドして止める。
コクトーからサガに一時戻った顔立ちが、エピGの時は美少女っぽい感じだったのが少し凛々しさと儚さが混じったような雰囲気に。ちょっとだけ原作に寄って来た?9巻のシュラはもう違和感がほぼ無い雰囲気になってきた。
黄泉比良坂が壊れているのは、今回の聖戦でハーデスの体にトドメをさしたからですね。
ロストアイオロスの追撃にアナザーディメンションで対応したのをアイオロスと並び立つと評するシュラ。でもさすがにロストアイオロスとは並べないよ…大分重症を負ったサガも冥界に引きずられ、瞳は紅く輝き髪が毛先から黒く変色していく。

10巻中表紙はマスクを外した教皇姿のカノン。精彩を欠いた表情で心配だ。
黄泉比良坂でデスマスクのあの世の師匠デストールにシュラ達の居場所と対処法(AE)のヒントを貰うのだが、その時に一輝の事も呟くデストール姐さん。そう言えば仲良くなってたっけ。今作では逆境に晒す原因になるのでデストール姐さんの予想は外れたけど。
シュラ&サガvsロストアイオロスに遠隔で参戦する教皇カノン。戦場の様子はコクトーの頭に引っ付いてたケルベロスを介して把握している。
デスマスクはAE初体験のはず。シュラとサガは3度目。
ロストアイオロスの攻撃エフェクトに、デスマスクが「なんだコリャ!」とかカノンに「すげーじゃん♡」とか素直な反応をしてて良い。私もずっと「なんだコレ?」って思ってる。
カノンにとってアテナへの恩返しや聖闘士としての使命よりサガに命を託す選択ができる。多分そういうところがアテナとポセイドンに好かれるんだろうな。
シュラ達のAEに加勢したラダマンティスだが、多分カノンのため。「借りを返す」との事だが、何かカノンからの貸しってあったっけ?勝負を引き分けた事?
そもそも何故ラダマンティスが存在しているの?シャカの数珠108が全部黒くなっていたのではなかったっけ?ラダマンティスは生きていると言うより魂の状態で漂っているだけかも。それまでの聖戦では魂が封印されていたらしいけど、今回は放置されていた気がする。ハーデスも体は壊されたけど魂は健在だもんな。同じような感じかも。
いつの間にか地上と冥界は休戦協定が結ばれてる。約16年(仮)の間にそんな事になってた。そこを見たい。
辰巳と謁見する教皇カノン、何か辰巳の事苦手そう。一方邪武には好感があるみたいで、無限に妄想が広がってしまう。
日本で起こる怪奇現象と戦闘は聖域関係者にも秘匿される理由が分からない。情報共有した方がいい…いや今回のはしない方がいいのか?分からない。
雪降る岩手の地にシュラとコクトーとヨシノ。コクトーの首元にあるネクタイが蝶ネクタイから普通のネクタイにデザインが変わった。そしてケルベロスの背面からの描写でプリっとした尻が可愛い。
アイオリアはスカーレットニードルアンタレスまで受けて入院。シュラが聖剣戦争で受ける様々な死の危機に陥っては成長するのと同じような状況に疑似的に再現させた。
氷河と瞬、シュラとコクトー以外の情報伝達がまったく無くて、全体的に秘密主義が強すぎる。

岩手県に記憶喪失のアーサーがいて、彼をロストワールドから隠すためにヨシノを養育するアルデバランが居て、虚ろなアーサーを守るように、在り方を根気強く押しつけがましくない適切な距離で接しているように見える。逆にアルデバラン以外でこんな対応を取れそうな黄金はいない。
私はね、恋心とかを自分ではコントロール出来ないのは百も承知だけど、シャイナには星矢はもったいないってずっと思ってたんですよ。星矢はいい子だけどまだまだ地に足ついていないでしょ。恋愛はいいけど仮に結婚とかになると無理でしょ、って。アルデバランとの間にどんな感情のやり取りがあるかは分からないけど家庭的には温かくて、任務だとしてもアーサー関連の問題さえなければ割と幸せな雰囲気。私は安心した(謎の親目線)。
ヨシノとアイオリアの同棲(同居)の許しを得るためにシュラが代理戦争わんこそば対決しているそばで、当のヨシノは興味ないと吐露するのにコクトーも興味ないって切って捨てて好き。ケルベロスが一生懸命会話に入りたそうにしているの可愛い。カノンの合いの手だったりしたらと思うと微笑ましい。
ヨシノと親子の会話をしているシャイナが良い。…あ、シャイナの素顔をシュラもコクトーも見ちゃったな、大丈夫そ?
黒髪に擬態していたシャイナは戦闘時にアニメカラー版に変色して口調もオラオラ系になる。サンダークローで5枚に裂かれる表現を漫画のコマで表現するのは素敵。お仕事モードではちゃんと仮面装着。
フィリップスは星矢の身体だけじゃなくちゃんとメンタルケアもしている。
聖域は星矢を守る指令を一輝にしている、ヤツラって誰?
11巻
中表紙の雪降る山間に眼鏡シュラとその頭に座るコクトーとその頭に寝そべるケルベロスの絵。
愛知県熱田神宮に黒い目隠しを付けた姿で登場するシオン。戦闘出来ないくらい弱体化しているけど神職から見ると恐ろしい霊力が迸っているように見える。
ムウの一斉精神攻撃に日本の霊能力者は意識を飛ばしかける程度だけど聖域の貴鬼付の雑兵達は大けがを負っている。多分日本の攻撃を肩代わりした。目的はアーサー回収。
数千人で分散していた負荷を貴鬼一人が背負う無茶をして一気に全身ズタボロになるも、ムウを止めたくて奮い立つ貴鬼によってクリスタルウォールがクリスタルボルテックスに。
こちら側で蘇った記憶がないアーサーを見つけたのはアテナ沙織。
戦いの記憶もない無防備なアーサーに一方的に襲い掛かるモルドレッド。シュラは庇ったけどアーサーを守る役割はアルデバランなので、アルデバランvsモルドレッド戦に。モルドレッドの聖剣の鎧装着姿が某悪魔デザインっぽい気がする。私はプレイしたことがないが。
ヨシノのヘアスタイルがロングボブっぽくなった。
ヨシノの父として倒れず守る覚悟のアルデバランvs親子愛絶対拒否マンのモルドレッドの精神性の戦い。
NDで紫龍と春麗に赤子で拾われて養子になってた翔龍くんが大きくなって聖闘士の修行している。龍座とエクスカリバーを継ぐために頑張っているそうな…。
沙織の元に急ぐ紫龍はロスト側の童虎と再会する。
ラストにロストアイオロスがロストアイオリアごとゼウスを討った瞬間の出来事が。
ゼウスが憑依すると、さすがだねアイオリアが攻めフェイスになる。この状態ならリアロス?か…ちょっと嫌。大人のアイオリアって何気に初登場ではない?ずっとショタだからねエピGもエピGAも。
ノットゼウス状態でアイオロスの攻撃を受け入れる姿はどこか美しい。
まぁ壊れるよね色々。世界を救う事より本当はアイオリアを選びたい筈なので、口では「アテナを守る」「聖域を守る」と言いながら多分そんな気は無い気がする。

12巻の表紙は20歳以上のロストアイオリアと悲劇の瞬間ロストアイオロス、背後にハーデス瞬と紫龍、両目健在氷河、隻眼(左目閉じている)一輝、最初一輝だけ誰か分からなかったけど、全員ロスト青銅聖闘士、その背後に教皇ロストアイオロスらしき顔の一部で、ロストアイオロス二人いる。怖い。
本編ロストワールドの過去ハーデス戦では一輝は右目に傷があり表紙とは反対。
ロストワールドではサガの乱が起きていないのに、一輝達が青銅聖闘士になっている?
紫龍が陽動で死に氷河が最期にカリツオーでハーデス瞬の動きを止めて鳳凰幻魔拳で瞬の魂を援護する連携で瞬以外全滅…。奇跡が無いだけでこれだけ落差があるのエグ。
内面で瞬vsハーデスがせめぎ合い続けて、瞬自身気付かないうちに歪んでいったのかな。でなければアイオロスに剣を取らせる訳がない。でもせめぎ合っていたためヨシノだけ(こちら側の)青い地球に逃したのかも?
モルドレッドの地雷「親子愛」vsヨシノとアルデバランの親子愛。
モルドレッドは生きる希望は無いと叫ぶけど、どうして聖剣戦争に参加して勝ち上がろうとしているの?希望の光はそこにしか無いと。
アルデバランの在り方を徹底的に貶めるモルドレッドのうるさい口を塞いだのは記憶と力を取り戻したアーサー。長くて顔を覆っていた白い髪をモルドレッドに雑に切られて素顔が露になるとシュラと瓜二つのアルビノ。…言うほど似ているか??
ロストワールドを選択したアーサーは「自分自身(シュラ)を殺す」事を生きる目的に。勝った方が「真の王」になるとアーサーは言うけどシュラは別に王は望んでいないんです、どうして剣闘士は思い込みが凄いの。
そんなモルドレッドの気持ちと攻撃を敢えて受け止めるアルデバランの度量の大きさよ。
ヨシノの地毛はアニメ沙織と同じ色。こんなん一般人と馴染める訳がない。アルデバランとシャイナに育てられていなかったら闇落ちしていたかも。
結局童虎は紫龍にロストワールドの記憶のおすそ分けと勧誘に来ただけ。
聖衣装着して孤軍奮闘するシャイナに久し振りにコクトーが謝りに来てた。久し振りのコクトーはネクタイの色が変わっている。シャイナもコクトーがサガと認識している。
デスマスクは気安くデストール姐さんに会いに黄泉比良坂で相談とかしている。
安芸の宮島に来たシュラはこの状況でも相変わらずちゃんと観光しながら美味しいものを食べている。それをミロは目撃して「可愛いとこあんじゃん」と笑う。分かる。そのミロからお箸(名入り&天部分にコクトーの絵柄付)をプレゼントされている。特にこれがキーアイテムとかでは無い。
瞬はシオンの主治医している。シオンは特殊な義眼によってでさえほぼ見えていない。シオンは限界を迎えているけど止まらない。
シュラより後に復活したミロはサモンズスペルについてシュラより詳しい。
ナターシャの問題解決を兼ねて眠るカミュに会いに来た氷河とナターシャが合流。シオンが解決方法を教えたらしい。
ロストワールド側の干渉で暴走状態で眠るカミュが目覚め海が凍る。

13巻表紙に氷河・カミュ・アイザックがそれぞれ2人ずつとシベリア組ではない瞬が描かれている。
カミュの髪の毛と瞳が赤いの、ほんといい。アイザックの髪の毛ははアニメカラー。海将軍がGAに出ているのはアイザックとカノンだけ。
黒核を通過中と思われる顔が見えないアイザックを導くのはハーデス瞬。
黄泉比良坂でデスマスクへの怨念をぶつける「顔の無い者」達。その恨みを許容しつつ消していく決意のデスマスクは覚悟を決めていた。
厳島神社のカミュの力が暴走して海が凍り、氷柱が無数に突き出しているほどに激しいのは、死者に近い元「顔の無い者」ワダツミの一部だった本来は死んでいるナターシャに反応しているからとの事だが一番影響力あるのはロストアイオロスの呼びかけのせい。
絶対零度を繰り出せる自制心の無いカミュは確かに荒ぶる神、一般人からしたら。カミュに限らないが。
ミロ→カミュはちゃんと友と呼んでいる。
シオンと瞬の会話は穏やかで、そこはかとなく熱くて、いい。
ジュネの存在までフォローしている、エピGは原作リスペクトは凄い。ジュネのビジュアルはめちゃ好みです。
ナターシャが義務教育を終えるまで、瞬はジュネの所には戻れそうにないけど。
蟹座のせいで存在するワダツミの一部であり、死体のパーツを組んで可愛く作られた既に死者であるナターシャに異変がある→デスマスクはケリをつけるため死者(顔の無い者)は全部冥界送りにしたい→氷河は拒否→激突!!
を止めるヨシノはイケメン。ミロを「モフモフさん」呼びする胆力もいい。そしてデスマスクに助力を依頼するケンカ腰の説得なやり取りが好き。この二人好き。
一応ナターシャを助ける気持ちはあるけど素直に安請け合いしないデスマスクもいい。
ナターシャの異変は、唐突に心肺停止になる。緩やかに体から魂が分離し死に始めている。本人は無自覚で変異は感じていない。
覚醒しかけたカミュにロストアイオロスは幻朧魔神拳を撃ち込み支配する。
ナターシャ救出のデスマスク案は、「死をはじき返して現世に引っ張り出す」手段「暴走カミュと氷河のの凍気を利用してここが地獄コキュートスだと顔の無い者たちに勘違いさせる」「情を断ち捨てる地獄を再現」最終的に顔の無い者を冥界に誘い、ナターシャの新たな魂と自我を守り、カミュと氷河を救う。本当にデスマスク?
地獄を再現させたらデスマスクだけが見える、ナターシャに絡みつく1兆もの魂のパズルを解き本当の冥界に送り込む作業を光速で処理し続ける。
荒ぶるカミュと、無数の死者の魂が表出したナターシャとデスマスクに、瞬が使った「ナオームム(シャカの技のオーム)」でサポートする。見様見真似と独学でアレを??
瞬のナオームムとデスマスクの積尸気冥界波でも断ち切れない無数の「顔の無い者」達の怨念を断ち切るのはシュラのお仕事だった。
速やかにその場にあの世直通の門?穴を開いて、ナターシャが触れたデスマスクのタバコを餌におびき寄せて落として、閉門。
死霊から解放されたナターシャは人格はそのままに声が自然になり流暢に喋りだした。
困難は皆で分け合って協力して克服する。まるでジャンプ漫画みたい。
氷河は氷河のマーマとカミュに脳を壊されている感じが強調されているな。当時は幼かったし仕方ないか。
カミュと氷河のオーロラエクスキューション同士が拮抗して周辺は瞬の防御が無いと本当に死の大地になる、そんな切羽詰まったシーンでアイザックが合流し白鳥座の聖衣をヨシノから授けられる。ある意味氷河のもう一つのトラウマであるアイザックの合流で動揺を隠せない氷河、クールとは?
修行中の氷河が原因の別離と海底での戦闘と、ろくなことが無かったアイザックが氷河とカミュに手を差し伸べる流れが熱すぎる(一面氷)。
オーロラボレアリス、懐かしすぎて涙腺がチクチクする。けど攻撃がカミュに届くと幻朧魔皇拳と同じくぶち切れモードになって牙をむき紅い上位技を繰り出してくる。そうだったこれ系の悪質なところ、これだった。ミロのリストリクションで一旦動きは封じたけど一時的なもの。
アイザックはそれすらも利用してこの場所にコキュートスを再現しようとするため、紅いオーロラエクスキューションと氷河からのオーロラエクスキューションを同時に浴びることを希望する。
また友に手をかける氷河だが、ロストアイオロスのようにはならない。なぜなら英雄ではなく勇者だから。でもトラウマは強化された。
ロストワールド側で復活する黄金聖闘士が纏うのは神聖衣が標準らしく、デスマスクが「欲しい!」と素直。
幻朧魔皇拳と同じく目の前で誰かを殺すと正気に戻る性質は受け継がれているのか、氷河を認識し穏やかになるカミュ。
氷河をパパと呼ぶナターシャに自分を祖父と認識するカミュは、ちょっと天然さんだ。
デスマスクとヨシノの会話、好き。デ「オレは最近アフロディーテに薔薇の育て方教わってて忙しい」ヨ「手伝う」デ「お前不器用じゃん、全部枯らすだろバーカ」…本当に好き。ずっと見てたい。
こちら側の瞬にハーデスの残渣の有無だけど、どうだろうなぁ、僅かに残っている可能性も否定できないのは怖いね。でも、そのお陰なのか15巻にてハーデスから運命と力を託される瞬は、エピGA1巻で登場した黒い髪赤いパーカー姿のアイオリアとロストアイオリアの死体を目撃する(画面上は二人だけど無数の死を見ているらしい)
一方の星矢は熱田神社でコクトーと沙織に導かれて草薙剣(草那藝之大刀)の所へ。
アイオリアは星矢のボディーガード中に白昼夢におそわれ、ロストワールドのものと思われるゼウスの魂に会う。ゼウスは「お前はオレ」「どの世界・次元でもアイオリアはゼウスの器」「それが定められた運命」と言い募りロストアイオリアの死に対面するも、アイオリアは否定する。
全てを捨てたと宣言するアイオリアに詰められてサガがロストアイオロスが剣を持ち聖闘士の掟が破棄されたことを語る。何故知っている?
ロストサガは剣を持つロストアイオロスに真っ向から反対していたのに、こっち側のサガと来たら、星矢に草薙剣へ導くんだ?この時点でそんな星矢達を止めようとしたアイオリアは共感できる。
そこに現れた一輝は、以前とは違ってこちら側のアテナの意志から外れて世界の脅威になる者を絶対排除するスタンスになっており、星矢を止めようとするアイオリアも排除対象に。
獅子座の黄金聖衣を纏うアイオリアvs獅子座の真聖衣を纏う一輝で、超絶的な戦闘になり、アイオリアが第九感に覚醒し自我が消え「鬼」となる…おーい、前作の主人公なんですけど!!
彼らを止めようとする星矢を止める瞬。
鬼化+幻朧魔神拳によってアイオリアの人格を破壊されゼウスともどもロストアイオロスの支配下に置かれ、徐々にゼウスと溶け合い1つになる=(私の造語)神アイオリアになる。記憶は残っている。
草那芸之太刀を借りて、剣闘士のように鎧として装着する星矢は神アイオリア(ゼウスとアイオリアが溶けて1つになった状態?)から絶望への誘いを受けても飲み込まれず、逆に神アイオリアの技を受け止め吸収し日輪赫耀という光にして反射する。
巻末番外編では、ロストサガvs剣を持つロストアイオロスの戦闘に至る成り行きが描かれる。
一見、サガの乱が無い+星矢達青銅聖闘士がいる+聖戦勝利と完璧で理想的な世界の果てが、これになるなら、サガの乱が起きた原作無印+NDの方がまだ救いがある。
後編は、星矢が星の子学園の手伝いで人探しをしている姿と美穂ちゃん達に怒られる姿が…平和だ。
16巻表紙はシュラ単体。背景の青空のせいか爽やかな雰囲気。
黒核を拡大しロストワールドそのものを移転開始させるロストアイオロスだが、それを阻むのはポセイドン。彼は人間はどうでもいいけど地上は愛しているので、ロストアイオロスと相容れない。
シュラと星矢による草薙剣の力で、ゼウスは消滅し、サモンズスペルで蘇った組もコクトーを残して多分全員消滅、ロストワールドとの繋がりもゼウス消滅で完全に切れた。
今回のいきさつで、余生を生きる事で精一杯だった星矢は新たな射手座の黄金聖闘士になる決意をし沙織から任命を受けた。

エピGA完結。お疲れ様でした。

読み始めて1カ月ほどの時間を要しましたが…。
う~~~~ん???
分からないという事しか分からない。
コクトーとケルベロス以外の聖域関係者が確認できない不安よ。
ロストワールドとの繋がりが消えたので惑星を包むクリスタルウォールも日本各地の結界も解消されるのかな?それともクリスタルウォールは残り続けるのだろうか?
ロストワールドで記憶と戦闘能力を取り戻したアーサーと合流できたであろうランスロットは、喜ぶのか、それともシュラを求めたままなのか、黄金聖闘士になったためにその狂気の気概を失ってしまったのか?も気になる。

色々残った状態なので、エピGレクイエムのラストを待つしか無いか、完結してもスッキリ出来ないかの二択かぁ困ったな。
ここまで書き連ねたのだから、私の中でくすぶるエピGAのモヤモヤが解消されますように。

どうしてここまで執拗に深堀りしてしまったのか。
漫画「聖闘士星矢」は私にとっては思春期の伴走者のような、一種の原体験のような意味合いがあるように感じます。
そして見た目や展開は全く別物でありながら色濃く原作作品の匂いを放つため無視できずに、作品を深堀りしつつ無意識に自分の中を深く探し当てていくような感覚を持ちました。

結果として後遺症のようにアイオロスとアイオリアに「可哀想」属性が付きまとって仕方がなくなってしまった。
あとシュラ×サガの可能性と、貴鬼×カノンの可能性に目覚めそうで怖い。
孤独耐性があるであろうカノンだけど、幼いなりにカノンの事情をある程度理解している貴鬼が傍にいるだけで、どれだけ救われただろうか、と。きり土井よりエグい年の差がある。
ずっとサガを引きずりながら贖罪と重責の中にいるカノンとムウを失った貴鬼で支えあう姿を見てみたかった。程なくシオンが合流して、更に好転しそうな気配の裏に地獄の窯が口を開けているのがね。つらい。