先日「パラレルに怒涛する」で、「海皇再起」に胸が熱くなった私は、ダークウィングに微妙な感触を覚えつつもパラレル系も満を持して手を出すときじゃないのかと勇気を出して、全巻一括購入!ドンッ!電子だけど。
なんと1巻の初版は2003年。20余年もの時をかける私です。
この車田星矢とは全く方向性が違う絵柄、作風、セリフ回し、動かし方、物語の構築作法などなど、何もかもが違う「聖闘士星矢EPISODE.G」通称「エピG」。
これが出た当初の星矢界隈のざわつきといったら…困惑とか拒絶感とか色々あったと思います。
でもこのエピGが星矢界隈の声をある意味取り合わずマイペースに突き進み続けたお陰で、星矢パラレルと言うジャンルが開拓されていき、たくさんのパラレル「聖闘士星矢」が生まれたパイオニアでもある。
絵柄がギラギラしてて画面がゴテゴテしていて、正直私には誰が何をしてどうなった?がほぼ分からないしキャラの描きわけも分かりにくいので誰がどうなっているのかも全然分からないまま読み進めていました。
セリフで補足されていましたが、セリフのフォントが読みづらい…太字で小さいのも多くて、iPadだから拡大して読めるけど、老眼極まった私ではもう紙の漫画は厳しすぎる。
その困惑のままにXでポツポツポストし続けていたのを、思い出しながらここにまとめようと思います。
とは言え2003年ころ私も一度は食わず嫌いせずにとエピGの1巻~4巻くらいまでは購入して頑張って読んでいた筈です。挫けましたけど。
私にはエピGはお肌が合わないんだよね。
それが22年の時を経て、海皇再起によって奮起し、一念発起カノン教皇を目指すべく手にした訳です。Kindleでですけど。
実は私は仕事でLINUXサーバーを利用したエンジニアのサポートをしている訳ですが、何故か関わるプロジェクトのあらゆるところにチラホラとギリシャ神話由来の名前をよく見かけます。
ダイダロスとかコイオスとかプロメテウスとかハイドラ(ヒュドラ)とかウロボロスとかとか…めちゃくちゃお世話になっているのである。
そのためいつもなら漫画を読んでいる時は本来全く頭によぎらないのに、今作は読めば読むほど業務がちらついて、それもしんどい理由の一つだったかもしれません。
このエピGの主人公は獅子座のアイオリア。
絵柄がキャルンキャルンな雰囲気なので、原作やアニメのアイオリアと全く結び付けて考えられないのがつらい。
呪術廻戦も0巻がありましたが、エピGにもあった。全然知らなかった。説明も無くてAmazonのページで初めて知ったくらいです。
エピGの前日譚として、アイオロスと幼いけどさすがに強いアイオリアがコンビを組んで遺跡から復活したモンスターと戦う感じ。幼いアイオリアはギリシャ語英語日本語が話せるトリリンガルなんですけど…凄すぎ。まぁアイオロスはその後謀殺されちゃうんですけどね。
一体何度様々な媒体でアイオロスはサガの謀略によってシュラに殺されたらいいのですか…。ただこのステップを踏まないと星矢たちが聖闘士を目指さないので、聖戦に終止符を打つことができないままになりますが。
アイオリアの技に「ライトニングボルト」という電撃を連想させる技がありますが、そのためか雷属性を付与されています。
そして敵対するクロノスはゼウスの雷による封印を施されているとのことで、作中言及はされていないけれど、ゼウスとアイオリアに妙な因縁が生まれている。
序盤のアイオリアの一人称が「ボク」で、無印を知っている私からすると誰これになる。違和感しかない。
まぁ敬愛している兄であり師匠のアイオロスが逆賊となって死に、そのため冷遇されていたであろう環境で育っているため性格はやや陰りがあるのも仕方がない。仕方がないが、ちゃんと受け止めるガランと慕ってくれる侍女リトスに囲まれているためか、そこまで陰気でもないかな。
ヒュペリオンとコイオスの友情の描写がいちいちエッチ。
ヒュペリオンは英語読みではハイペリオンで、スパロボで活躍する機体の名称でもある。
また漫画「SKET DANCE」で登場する説明を聞けば聞くほど「???」となるボードゲームの名前がヒュペリオンで、そっちにも意識が行くため彼の名前が画面に表示されるたびに私の脳内が3つに分裂しそうになる。
偽教皇であるサガの髪の毛がずっと黒毛。
どうも白サガと黒サガは拮抗している訳ではなく、黒優勢みたいで白はここぞというタイミングでしか表層に出てこれないみたい。
無印でもサガは沐浴していましたが、エピGでも沐浴し全裸でフラフラ歩いていたりする。けど何でだろう?無印で感じたような不思議な色香はエピGの黒サガ全裸には感じない…細すぎるから??
アイオリアとシャカの共闘戦線の結果美しい友情が育まれてて涙ぐみそうです。
無印ハーデス十二宮編でシャカを失った時、びっくりするくらいアイオリアが動揺して激高していたけど、これならまぁ激怒も仕方ないかなと納得。
コイオスとヒュペリオンの友情も美しいので、この2組を楽しめた分、元は取れたかも。
黒サガvs白サガ、やっぱりあった。よかった白サガもちゃんといた。
アイオロスを処す前に幻朧魔皇拳を何度か重ね掛けされていたシュラ。
シュラは積極的に偽教皇派になりそうな性格していないのに、アイオロスを討ったのに違和感をずっと覚えていたけど、これなら仕方がないか~ってなった。
エピGでは幻朧魔皇拳は教皇専用技という扱いになっており、偽教皇のサガのは未完成であるらしい。
私は幻朧魔皇拳は双子座の技だと思っていますけどね。
その中途半端な状態を白サガによって解放されるシュラ、そこからは兄の仇ではありつつもお互いを認め合う渋い友情を築いていくアイオリアも良いものです。
9巻にしてアイオリアの一人称が「オレ」に。やっぱアイオリアはこうでなくっちゃね。
「小宇宙(心)のこもった拳」のくだりで私も十二宮編獅子宮戦を彷彿としてページをめくったら、まさしくそのシーンが描かれていて、星矢!ってなった。
パラレルになかなか星矢は描かれない傾向が強すぎるので、本当に嬉しかった(カシオスは可哀想だけど)。
ティターンと言う神たちとの戦いでインフレする戦闘を思うと、無印時代以降は弱体化してる気がしたけど、エピGでデュミナス(神の小宇宙)などによって強化された分はこのエピソードが終わると消えるので弱体化ではない模様。
デュミナスやコイオス&ヒュペリオンの力が残ってしまうと無印で星矢と沙織さんに勝機が一切無くなるので、これはそうするしかないか。
デュミナスもスパロボにいたよね。私の脳内には雑念多すぎる。
アイオリアの師匠はエピGでは、アイオロス→ガラン(獅子座候補でアイオロスの友)→コイオス(紫龍にとってのシュラみたいな感じ)。
とか言っている内に、多分真の黒幕とおぼしきポントスと言う若干キャラデザがゲッターロボみたいな濃い神さまがヒュペリオンに「我が物になれ」と迫りかき抱く描写が…いやああ、私はコイオス×ヒュペリオン(逆でもいいけど)なんで解釈違いですよおおおお!!と悶絶していたら、ヒュペリオンから普通にお断りしてた。よかった。
魔鈴さんの活躍が少なすぎる…シャイナさんは結構頑張っているしイケメン。
青銅の山猫座レツくんが青銅にしては大活躍しててめっちゃ応援してる。
蜥蜴座のミスティ(着衣)登場!
0巻でロスリアと一緒に謎解きしてた美子も成長して合流してきてクライマックス感が出始める。
戦闘後、全裸で沐浴するミスティ。
今回もか…ミスティとサガには沐浴ノルマがある。間違いない。
魔法を纏う絶対物理攻撃無効の竜が登場し、ミロとカミュ親友コンビが戦うシーン。
もうジャンル間違えている。ドラクエとスパロボのチャンポンです。
エピGのカミュはめちゃくちゃ安定して強いし、ここぞという
ところをちゃんと押さえてる立役者だと思う。フリージングコフィン有能すぎ。
アイオリアとシャカのコンビネーションも美しい。
シャカの言動が冷静で、初登場時のやべぇヤツ感がなく、クレバーで良い。終始アイオリアをアシストしつつ天魔降伏とかぶっぱなすバランスが良い。
無印ポセイドン編で、ミロが「オレとアイオリアの二人が乗り込めば万事解決!」みたいな事を言ってて、私は年相応で可愛いコンビだなと思っていたんですが、エピGのミロはアイオリアに赤面ツンデレを炸裂させてくる。私をどうしたいんですか??
黒サガは、車田正美による描き下ろし(私は読めていない)で、サガの黒いもう一つの人格みたいなものは、二重人格とかではなく邪霊に取り憑かれていたという扱いになりました。
スパロボで言うところのシュウ・シラカワとほぼ同じような立ち位置ですね。シュウは髪の毛の色とかは変化しないけど、自我をゴリゴリ侵食させられて自由を奪われていくのがそっくり。
サガは邪霊に取り憑かれていながらも、それでも地上を守る意思を持ち続けた黒サガの解像度がエピGの方が高い。
20巻、最終話。永遠ブルーの歌詞とともに地上へ戻る黄金聖闘士たち。
黒幕ポントス残っちゃったじゃん(あれってポントスだよね?いまいち自信が無いけど)。あれなんとかしないとだめじゃないの?
他にも可哀想なプロメテウスとか苦い水に苦しめられている母様とかどうなったんだろう?
クロノスをタルタロスに落とすのが精一杯だったもんな…ついでにクロノスはタルタロスに堕ちつつもアイオリア達を地上に戻すためにハーデスと交渉していたりして、意味深。
残ったティターンの民は地上で行き場所がない問題を「デスクイーン島とかアンドロメダ島とかなら居場所として提供できるよ」とか言っていたけど、それは一体どうなんだい?大丈夫なんですか?瞬と一輝とか。
本当によく分からなくて読むのが大変な漫画だ…。
ティターンの女性陣が出た時なんて、キャラの多さに記憶力がログアウトしたもんね。
もう誰が誰やら…。
とにかく、エピGは読了したとして、「エピGアサシン」も勢い全巻購入したので、疲れが取れたら読み始めてみよう。ちょっとこの作者さんのテイストに慣れたかな?
それにしても、こんなに読むのがしんどい漫画はなかなか無いよ…もうちょっとローカロリーがいいです。

